高齢者必見健康情報
乾燥肌
人の肌は加齢とともに水分が減少していきます。乾燥肌とも呼ばれる肌の皮脂や水分が不足して乾燥が進んだ状態を、乾皮症といいます。なかでも加齢に伴って起こるものは、老人性乾皮症と呼ばれています。空気の乾燥する秋から冬にかけて、カサつきやかゆみなどの症状があらわれます。
肌はたくさんの層によって作られていますが、一番表側に角層という層があります。角層には、肌の水分を保つバリア機能と、肌のうるおいを正常な状態に保つ保湿因子が備わっています。しかし、そのバリア機能と保湿因子は年齢を重ねると衰えてしまいます。加齢とともに肌の水分が保てなくなり、乾燥してカサつき、本来の防御機能も低下。軽度では白く粉をふく状態ですが、症状が重くなるとひび割れのようになり、網の目のようにひびが見えることも。この状態を老人性乾皮症といいます。また、外部からの刺激に弱くなったり、乾燥してかゆみに敏感になったりすることで、肌をかきむしってしまう方もいます。かきむしって悪化した状態を皮脂欠乏性湿疹といい、発疹やただれのような症状が現れます。すね、大腿、腰に症状が出る方が多いですが、肩や首回りなど上半身を含めて全身に現れる場合もあります。
取り入れたい成分
・セラミド
角質細胞の隙間を埋めている「角質細胞間脂質」の成分がセラミドです。肌の水分の蒸発を防ぎ、皮膚を保護する作用があるといわれています。
・コラーゲン
皮膚に多く含まれていて、表皮の下の真皮層の約70%がコラーゲンでできています。バネのような働きを持ち、お肌のハリと弾力性を支えています。
・ヒアルロン酸
優れた保水力を持つ成分です。人間の体内に元から存在する成分であり、肌の土台となる細胞と細胞の間で水分を蓄え、肌の潤いやハリ、弾力を保つために役立っています。
・ヘパリン類似物質含有製剤
体内にある「へパリン」に似た成分が入った保湿剤で、水分を保持する保湿作用や血行促進作用、抗炎症作用などが認められています。
・尿素製剤
尿素を含む保湿剤で、水分を保持する保湿作用とあわせて、古い角質を除去して肌をやわらかくする効果があるといわれています。刺激性があるので、炎症が出ているところには使えません。
・ワセリン
油分を固めたような保湿剤で、皮膚をコーティングして水分が蒸発するのを防ぐ作用があるといわれています。
乾燥肌の予防方法
□ 過剰な暖房を避け、加湿器などを利用する
□ 熱すぎるお湯のお風呂、長湯を避ける
□ 入浴時の石鹸の使い過ぎやゴシゴシ洗いを避ける
□ 化学繊維やウールなどチクチクした洋服を避ける
乾燥肌のスキンケア
乾燥肌の方に限らず、スキンケアは肌の汚れを落としてから行いましょう。洗顔後や入浴後の清潔な肌の状態でスキンケアを行うのが良いですが、洗顔後や入浴後は水分が蒸発しやすいため、乾燥肌の方はすぐにスキンケアを行うのがポイントです。
適切なスキンケアの順番
洗顔→化粧水→美容液→乳液→クリーム
適切なスキンケアの順番を活用し、乾燥肌の改善を目指しましょう。
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