季節の健康情報

五月病と脳過労

寒い冬が過ぎ、暖かな春から初夏を迎え、気持ちも晴れやかになる今日この頃ですが、毎年この時期がとてもつらいという人が出てきます。
季節の変わり目に起きやすい体調不良と共に、心と脳にも不調が起きることがあります。
5月のゴールデンウィーク(G.W)明けに起きる“五月病”です。また、最近はスマートフォンの普及に伴い、一日中スマホを使用している人も増えました。
その悪影響で、脳が疲弊する“脳過労”も非常に増えていることが脳科学の専門家からも指摘されています。

今回は五月病と脳過労についての健康情報をご紹介致します。

1. 五月病と脳過労

(1) 五月病とは
五月病とは、G.W明け頃から「やる気が出ない」、「疲れが取れない」などの不調のことで、重い場合は会社や学校へ行けなくなる場合もあります。
原因はストレスです。3月~4月は人事異動や進学、進級、引っ越し等の環境の変化が多い時期。
また、気温差や気圧の変動による体調不良などで心身にストレスを感じやすい時期でもあります。
その時は気づきにくい精神疲労や肉体疲労を重ねて、ひと段落する5月頃に心や脳、神経などに影響が出ます。

(2) 脳過労とは
五月病によく似た症状に「脳過労」があります。脳過労とは、脳に大量の情報が入ってきて、
脳が情報を処理できず、継続的に疲労が続く状態のことです。
原因はスマートフォンをはじめ、各メディア等が流す情報に一々反応し、知らず知らずのうちに脳に疲労が溜まっているためです。

(3) 五月病と脳過労チェック


① 体の症状

五月病
□ 疲れがとれない
□ 食欲がなくなった
□ 動悸がする
□ 寝つきが悪い
□ 頭痛や肩こりがひどい

脳過労
□ 疲れている
□ 目の奥が痛い
□ 物忘れや凡ミスが増えた
□ 夜中に起きる
□ 頭痛や肩こりがある


② 心や行動に現れる症状

五月病
□ 家族にイライラしてしまう
□ 仕事、家事、育児などにやる気が出ない
□ 漠然として不安を感じる
□ ネガティブなことばかり考える
□ 人間関係に対して億劫に感じる
□ 会社や学校に行きたくない

脳過労
□ イライラして、感情を乱す
□ やる気が起きず、興味も湧かない
□ 情報に乗り遅れることが怖い
□ 最近、あまり笑っていない
□ すぐに落ち込む
□ 集中できず、凡ミスが増えた

2. 五月病と脳過労の対処法

チェックをしてみて、いかがでしたか?

五月病に✔が多かった方、脳過労に✔が多かった方、それぞれ対処法が気になるところですが、両者は共に「ストレス」が原因です。
そのため、五月病にしろ、脳過労にしろ、上手にストレスを解消することが前提になります。その上でポイントがいくつかありますのでご紹介いたします。

(1) 毎朝、朝日を浴びる
朝日とは、午前9時前の太陽光のことです。遅く起きている方は少し早起きをして、家の外に出て、朝日を20分以上浴びてください。
人間は朝日を浴びることで、体内時計をリセットして自律神経が整います。
また、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が活性化します。
セロトニンは緊張、興奮とリラックスの両極の神経を調整するホルモンです。
また、セロトニンは夜になるとメラトニンという睡眠をつかさどるホルモンに変わるため、日中にセロトニンを多く産生しておくと良い睡眠を得ることが出来ます。

(2) デジタルデトックス
デジタルデトックスとは、ある一定の時間を決めて、その時間はスマートフォン、パソコン、テレビ等のデジタル機器を使用しないことです。
厚生労働省ではパソコン等の作業を1時間行う毎に15分休むことを推奨しています。
そうすることで脳に余分な情報を入れず、脳を休ませることが出来ます。

最近の研究では、長時間デジタル機器を使用することで、記憶力や意欲が低下することが確認されています。
実験では、デジタルデトックスをすると、脳の前頭葉の血流が回復することがわかりました。

脳過労の方は、時々デジタルデトックスをして、脳の疲労を回復しましょう。


デジタルデトックスのビフォーアフター

下のグラフは毎日2時間~3時間以上スマホをしている状態(ビフォー)と2日間スマホを使用しないで生活した時(アフター)の前頭葉の血流を比較したものです。
被験者に計測器をつけ、簡単なテストに回答してもらったところ、ビフォーは時間と共に前頭葉の血流が低下しましたが、アフターでは血流の低下は見られずに安定しています。

 

(3)食事でストレスに良い栄養を摂る

① 納豆、黒酢
納豆と黒酢にはセロトニンの原料となるトリプトファンが豊富に含まれています。
また、ナットウキナーゼは脳の血流に良いと言われています。

② 青魚
青魚には有名なDHAが豊富に含まれています。
DHAはうつに関する研究も行われています。


③ サケ、イクラ
サケやイクラにはアスタキサンチンという強力な抗酸化成分が含有されています。
ストレスによる多量の活性酸素(体を酸化させる物質)もアスタキサンチンが除去します。


④ 大豆
大豆に多く含まれるホスファチジルセリンは“脳のごはん”と
呼ばれ、脳の細胞膜を作るのに必要な栄養素です。

五月病や脳過労は共にストレスにより、脳に影響を与えます。
少しでも脳に良い栄養を摂って、予防しましょう。

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